数字でみる。2025年度埼玉県公立入試


Point
《学力検査問題実施校》は109校、
《学校選択問題実施校》は22校
でした。また、公立高校(全日制)の受験者数は38,449人でした。昨年度の埼玉県内の中3生は62,081人(※)でしたから、全体の約62%が公立志望だったことがわかります。
※義務教育学校9学年および中等教育学校3学年の生徒数を含む。
学校選択問題とは
一部の学校で実施される、数学・英語の入試問題。応用的な内容を含み難度が高めです。(国語・社会・理科はすべての学校で同じ問題が出題されます。)
2025年度入試を学校選択問題で実施した学校は、下記の22校です。
《2025年度「学校選択問題」実施校 22校》 ※すべて全日制課程
県立浦和・浦和第一女子・浦和西・大宮・春日部・川口北・県立川越・川越女子・川越南・熊谷・熊谷女子・熊谷西・越ヶ谷・越谷北・所沢・所沢北・不動岡・和光国際・蕨・市立浦和・市立大宮北・川口市立

競争率とは
競争率は「受験者数÷合格者数」で算出され、数値が高いほど厳しい入試だったことを表します。
たとえば、受験者数が10人、合格者数も10人だった場合(全員が合格した場合)、競争率は1.0倍になります。10人中5人(つまり2人に1人)が合格した場合は、競争率は2.0倍になります。同じように、3人に2人が合格した場合は、競争率は1.5倍になります。

Point
2025年度入試の各高校の受験者数や合格者数(入学許可候補者数)、競争率は、埼玉県のホームページで確認できます。また、募集人員は例年6月頃に、進路希望状況調査の結果は11月頃と1月頃の2回、発表されています。


Point
学力検査問題・学校選択問題ともに、ほぼ例年通りの問題数でした。
作文や証明等、解くのに時間がかかる問題もあり、50分間の制限時間内に解ききれるかがカギとなります。時間内に解ききるためには、各教科で問題ごとの時間配分の感覚を養うトレーニングが必要です。



Point
また、3年生になってからの受験勉強では、3年範囲の勉強と同時進行で、1・2年範囲の復習にも力を入れていく必要があります。


Point
選択式・作図・語句記述・文章記述 とは
■選択式
選択肢から答えを選ぶ問題。
■作図
図に示して答える問題。
■語句記述
名称等を書いて答える問題。
■文章記述
自分の考え等を文章にまとめて答える問題。
また、課題作文(国語)や英作文をはじめとする文章記述問題は、1問あたりの配点が高めです。ここでどれだけ得点できるかが、合否に少なからず影響すると言えます。
県公立入試での得点力を高めるためには、記述問題のトレーニングを重ね、「正しく書く力」・「考えて書く力」を養うことが大切です。